古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2017年08月12日 (土) | 編集 |
柔軟なカラダ作りに、ストレッチは欠かせない。筋肉を緩めたり、伸ばしたり、毎日続けて硬い体をほぐしていく。

これは、スポーツ的な一般のストレッチ法の考え方。

一方、武術的、身体操法的なストレッチは、骨ストレッチを使う程度で、筋肉伸ばしの類は一切行わない。理由は、筋肉重視の動きを避けるため。

で、今有効と考えているのは芋虫ストレッチ。一般のイモムシストレッチは、芋虫のように身体全体を隈なく使うエクササイズのようだが、こちらは全く違う。

自らを先祖帰りさせて、口からお尻までの消化管を中心に芋虫のようにぜんどうさせて、直線的に進ませるようなストレッチ運動。

進化論的には虫レベルに退化しているので、手足は無いものとしている。骨格や筋肉は、消化管を守る甲殻のような役目となり、積極的には使わない。

外目からは普通の腹筋運動のように見える動きも、このストレッチを使うと、力入らずで、何回も繰り返すことが出来る。

歩法にも使えるので、数メートル進むだけで、身体が軽くなったと感じるはず。多分、手足の動きが必要最小限に抑えられるからでしょう。

換言すれば、手足中心で動く概念が覆り、身体の芯が移動しているだけで手足は添え物程度。なお、体幹を中心に動いている訳でも無い。。

スポーツや武道の動きでこのストレッチを使うと、普段の動きでは感じられない、チョットした異界の広がりに驚かれるでしょう。

武術的には、スピード、脱力、消された気配の三拍子が揃う内圧の練習。


2017年08月11日 (金) | 編集 |

スポーツで言うフットワーク、武道では足捌きだが、身体操法の得意な分野。

バスケットでは、一部で身体操法が取り入れられていて、フットワークと足捌きを足して割ったような動きが見て取れる。

一般的に有効とされる膝抜きの概念は、ウェブで検索可能なほどの入門編。今有効と考えているのは膝消し。

膝から下の認識を消すことで、ビックリするほど素早い動きが可能となる。

やり方は、足の薬指を握り込み、両肩を下げるだけ。

足底部が、脹脛と膝を越えて、大腿部と直接繋がり、さらに股関節と肩も直結される。

内部感覚を重視した身体操法なので、自らが感じ取ることが重要。本会オリジナルの身体操法で、その効果は実証済み。

迫る相手から寸前に切り抜ける、そういう場面で威力を発揮する。



2017年08月10日 (木) | 編集 |

高校野球が盛りだ。どこへ行っても高校野球の映像か音。周りはほとんどファンばかりで、関心が無い筆者のようなタイプはほとんどいない。

スポーツには、昔から全く興味が無い。理由は明確に2つ。
上手くないからと、ルールが覚えられないから。

とくに、武道は汗臭さと乱暴感が鼻をついた。

でも、30代で合気道本部道場で始めた時に、そのイメージはガラリと変わった。

担当の指導員Kさん(現在は師範です)が優しすぎる。失礼だが、普通の人。わきまえたスポーツマンという方でした。

子どもや学生向きのスポーツや武道とは異なり、社会人対象のものは、結構門戸が広いと思う。

そして、甲野さんの古武術は、武術の面と身体操法の面の二極性があり、さらに介護や音楽、ダンスなどと、広範囲に影響を及ぼす。

運動オンチとは誰も思わなくなるでしょう。

で、先日、あのメキシコのララムリ族がゴールデンタイムのテレビ番組に出ていて、仰天した。

彼らこそ、山岳のウルトラマラソンで好成績を収め、ベストセラー「Born to Run」のモデルなのだ。

朝ドラの松野明美さんも現地に赴き、仰天した。脚の腱がハンパではない。カンガルーのような軽やかだ。

これを身体操法として取り入れることは可能と考える。

足の薬指側を曲げて、踵との一体感を掴む。するとアキレス腱と繋がり、まるでカンガルーのように軽やかに跳ねて走る。

ただ、アスファルトやコンクリートの妙に平らな平地ではやりにくいので、使い分けが必要。

本会オリジナルの操法で、筋肉や関節への負担を検証中。


2017年08月09日 (水) | 編集 |

セミの声も本格的に鳴り出した夏の日。ふと見ると、道の真ん中にセミが倒れている。

腹を見せて動かない。アリにやられる前に、安全な場所に移動させようと触れたところ…、オー!起き上がって飛んで行った。

間も無くの命を生き抜くセミに、暫し感動しながら思ったことは…。

この腹を見せた仰向けの姿勢が、武術には非常に重要。

普段、二足歩行をしているとどうしても重心は地に落ちている。これを浮かせて自由に動くには、相応の術が必要。

でも、この腹出した仰向けの姿勢が重心をカラダの真ん中に戻してくれる。

10秒程で立ち上がって、いつもの技を行うと、その掛かり具合が、いつもよりスムーズな事に驚くでしょう。


2017年08月08日 (火) | 編集 |

台風が接近している。雨は大した事は無いのだが、風がいつもより強く、確実に嵐が忍び寄る。

台風進路が報道されているが、仕事が休みになる訳でもなく、家に閉じこもってはいられない。自然の脅威に為す術が無い。

こうなると、普段の対策が重要のはずだが、毎回水が溢れ出す。すべてコンクリートで敷き詰められ、行き場所を失った雨水が、デザイン重視の薄っぺらい側溝から溢れ出る。

本来の治水政策の方向性が、どこかで歪められていないのか、心配になる。

何も無い事を祈り、過ぎ去るのを待つしか無い。

このように、諦めて「何もしない」のでは無く、何かしている意識がないのに、カラダの方で勝手に良い方向に向かわせる術がある。

突きの場合に、両腕の前腕を少しカスリながら打つ。これだけで、ブレる事無く、勢いよい突きが自然に出来上がる。

腕の骨の位置を、瞬時にカラダに覚えこませる事で、無駄な力を削ぎ落としていると思う。実はこれ、ヒモトレ効果に近い。