古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2017年10月14日 (土) | 編集 |

甲野さんの極最近のTwitterによると「呼吸を消す」ことに気付かれたとか。

呼吸は生きている証であるが故に、臓器が動くなど、外へ気配が出まくる。

もともと呼吸は、他人に影響された分、大きく乱れた息をしているので、先づは他人からの影響の呼吸と、自分自身の呼吸を分離させると、穏やかに息をする自分がいる事に気が付く。

このように呼吸を整えるだけでも、気配は出にくくなるものの、さらに気配を消すにはどうするか?

呼吸を故意に止めては、とても不自然のため、論外。

で、
1 吸うと吐くが切り替わりそうな時、ゼロのカラダを使う。
2 吸うと吐くを同時に行う。
3 スとハを同時に発声するような感じで行う。
4 スとハを交互に高速で微振動させるように息つぐ。
など、吸うと吐く動きを拮抗させる。

筆者がいつも使っているのは、1のゼロのカラダで、合気の呼吸法に活かしている。呼吸力の原動力となる。





2017年10月13日 (金) | 編集 |

火事場の馬鹿力的な状況をゾーン状態という。エクストリームスポーツなどは、何も考えないこの究極の状態を体験できるからこそ、大きな達成感が得られるらしい。

エクストリームスポーツは、相当に身の危険が迫るからこそ、究極の集中力が生まれやすい。だから、普通のスポーツや武道ではなかなか体験する事が難しい。

それでも、極一部の方には、ゾーンへの入口が開かれる、何かそこにはキッカケがあるはずだ。

この引き金トリガーを引くように、入り口を開くにはどうすれば良いのか?

古武術的には、一番リスクの高い抜刀術で体験出来るかも。もちろん、練習には真剣ではなく、模造刀を使っているのだが、それでも、切っ先が尖っていて、相手を傷付ける。

この冷や汗が出るような緊張感を使って、トリガーを引きたいと考えている。

具体的には、左小手を打つと事前に宣言してひと振りで打ち込む。この時、スポンジ剣を使っているが、これを真剣に見立てて行う。

甲野さん的には、一瞬気を失う感覚だとか。そして、ただ自然に振り下ろすとは、指の間を落ちてくる紙幣を掴めない感覚に似ているとか。

トリガーが引かれ、ただ振り下ろすだけという究極の境地が得られるかもしれない。




2017年10月12日 (木) | 編集 |
「これまで相談を受けてきたクライアントのほとんどは、頭の中にあふれるほど「他人」を抱えたまま、日常生活を送っていました。」とは、精神科医名越さんの言葉。

確かに、自分の頭の中に、沢山の他人が渦巻いていて、日々悩ませてくれる。

実はこのパワー、ちょっと侮れないほど大きい。武術的には、自分自身の意思が消える事も大きなメリット。

今までは、エネルギーを超ひも理論で説明してきたものの、円の中心のパワーがイマイチ小さかったのだが、これに他人パワーが加勢してくれる事に気が付いた。

エネルギーのひもを小さくしたり、捻ったり、切ったりする重力波のようなパワーが見つかったと考えている。

端的に言えば、反発する他人は謙譲的に、賛同する他人は石火的に使える。

ただ、他人パワーは即応力があり強力ではあるものの、他人に手伝ってもらうので、気分が良くない。

同じような効果が得られる、過去の自分に戻るセラピー的手法でパワーを宿らせる方が、即応力に若干欠けるものの、自然で気分が良い。


徐々に引き込みが、自然で威力が増してくる。




2017年10月11日 (水) | 編集 |

超ひも理論とは、物質の最小単位は点ではなく、ひもの形状をしているとする物理学の仮説。

で、人を動かすエネルギーも、ひものような存在で、閉じたり、捻じれたり、開いたりとするなど、変幻自在に動き回るとすれば、形の見えないエネルギーを上手く扱う事が出来る。

仮にひもが閉じられているとその円の中心に重力が掛かり、円が大きくなるほど力も増す。

例えば、相手と対する場合、お互いが閉じた1本の丸いひもに囲まれていると仮定し、大きな力が掛かる円の中心に引き込むように誘導すると、簡単に崩す事が出来る。

さらに、ひもを捻って、形状を八の字に変化させ、より大きな力が働く大きな円側の中心に誘導して崩す。例えば、小さな円はお互いが囲まれた円、大きな円は相手の後方に作る。

驚くべき事に、このような仮定で動くと、無駄な力が削ぎ落とされ、相手の抵抗も少ない。

ひもは自由に形状を変えるので、いろいろな動きに即応出来る。







2017年10月10日 (火) | 編集 |
「身体の各部をバラバラにして、独自の動きをすると、気配が出にくい動きになる」

コレは、甲野さんが従来よりズーッと言い続けている古武術の基本構造。

「各部がバラバラに動くので、それを見ている相手は、何がしたいのか見失うというのが理屈」

コレも分かる。

で、そう動こうと努力し、多少そんな感じで動いているのだが、気配を出にくくする所までには及ばない。

検証方法は、相手に「右小手を打つ」と事前に宣言しておいて打つ。相手のレベルが高いと十中八九避けられる。

やってみると分かるが、ただ早く動いてもあまり意味がない。どんなにバラバラに動かしても、結果として、相手に打ち込む所で全ての動きが集約されてしまう。これが、出来ない理由のひとつ。

最近の気付きは、腕と脚に擬似丹田を作って、ひとりの身体に五人が存在するかのように、勝手に動いてもらう事。

コレもある程度効果があるのだが、だんだん相手にクセが見えてくるようで、止められてしまう。

そこで、他の術を併用するのだが、甲野さん的にはノックの二回目で行うことで初動の気配を消す。

筆者的には、心理セラピーの「過去に自分に戻ってからセラピーを行う」を参考に、自己暗示的な手法を使っている。ノックの二回目と同じ効果がある。

過去の自分に、出来るように術の解説をしつこく説く。そこで分かれば、現在の自分は当然に理解している事になる。

この手法を奇異に感じる人がほとんどだろうが、実際のセラピーの現場で使われて効果を上げているらしく、武術でも十分に使える。

武術の場合の問題は、セラピーを何回も受けることは出来ず、瞬時に効果が現れなければならないこと。

このような矛盾は多いものの、結果として、気配が消えるから、術が確実に効いている。

いかに初動を静かに行うかが、精度を上げるキーになると思う。動画では、初動が静かでゆっくり感が見て取れる。


先週の術理がさらに発展した。