古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2018年08月30日 (木) | 編集 |

いつしか蝉の声は消え、夜は虫の声が賑やかで秋の気配が感じられる。

こんな季節の変わり目の中で、自然の流れを感じるのだが、それは決して感傷的なものではない。

生死を賭けた時の移り変わりを思うと、張り詰めた緊張が走る。

で、古の武術も、自然な動きを追い求めるが、そこには俗に言う呼吸法のようなゆったりとした流れはなりを潜め、今は空気も水も無い真空のような世界が広がる。

そこには、一瞬も気を抜けない緊張感や全てを切り裂く瞬間が走るなど混沌としながらも、多くの動きが並列的に存在して、力は整然と流れる矛盾した内観的世界を作る。

この矛盾への苦悩こそが、ゾーンへの道を開く。