古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2018年04月15日 (日) | 編集 |

何かに気を取られていたら、いつもの下車駅を乗り越した。考え事に熱中していたら、知らぬうちに家に帰っていた。など、時の流れが止まったような不思議な時を過ごす事がある。

心が何かに囚われ過ぎて、カラダが無意識に動いてしまっている分、人とぶつかったり転んだりするなど、注意が散漫になる。

こんな時、武術では無意識下の動きだからこそ、不意なアクシデントにも素早く対応できる、いわゆるカラダの自動安全システムが稼働する。

つまり、無意識下で全てをこなしてしまおうとするのが、古の武術の世界。ここが、スポーツや現代武道とは決定的に違う点と考えている。

この技術の習得には、チョット特殊な練習法が必要。

一例だが、非常に窮屈な状態でほふく前進を行う。目線は地を這い、視覚は半分くらいでその分聴覚を上げる。動物的な本能が徐々に覚醒される。

数週間続けると、カラダの動きを傍観しているような、自分ではないような意識が生まれる。