古武術研究家 甲野さんの術をお手本に武術の動きを研究しています。稽古会開催中。
2019年05月02日 (木) | 編集 |


平成は、ネットを通じて世界中に自分よりも恵まれている人の存在に、誰もが気付いた時代。教育による変な平等意識が醸成されたとも言える。つまり、「同じ人間なのに、なぜ自分だけ不平等な扱いを受けるのか」と。


令和になっても、この意識はますます加速されるでしょう。他人と自分を平等に見る人など皆無となり、例えば、他人に尽くす場合は、やってあげている感を払拭出来ない。


だから、人の不平等感は、どんなに恵まれようが、終生変わらず持ち、隣の芝生はいつも青く見える。


で、古の武術では、不平等を加速させるような事柄を極力排除している。例えば、段位や繰り返しの練習。段位の下の人を見下したり、ただ繰り返しの練習だけでスムーズに動ける人の優越感など、そんな意識は術の向上を妨げる。


他人よりも弱いという不平等感を、術で少しでも癒せればと思う。