古武術研究家 甲野さんの術をお手本に武術の動きを研究しています。稽古会開催中。
2019年03月10日 (日) | 編集 |

家路に急ぐ人達で混雑する駅。少し考え事をしていると人にぶつかりそうだが、そうならないように脚が自動運転する。その他、食事をする時の手の動き、言葉を発する時の口の動きなども便利な自動運転。この動きを頭で考えた途端、動きがフリーズし舌を噛んでしまいそう。

現代人は、ひとつのことに集中できる程、心のゆとりがない。時間もないから、結論が先に見えるものから行動する。

だから、前例踏襲、空気を読む、テレビやネットの情報をそのまま受け取った方が、対処が早い。考えようとしても、ゆとりがないから、あまり考えて行動しない。

このような現代人に対して、古の武術は全くの逆で、結論は見えるものがほとんどないから、自分でよくよく考えて行動に移す他ない。実際に動く際には、何も考えないように始めから思考停止しているので、迷いもなく、フリーズもしない。

下の動画は、ブッダの教え「唯識」を使うだけで気配を消し大きな力を出して、制圧された杖を動かす術。「唯識」などと悟りを開くほどの心は持ち合わせないが、そんなような思いで行う。