古武術研究家 甲野さんの術をお手本に武術の動きを研究しています。稽古会開催中。
2019年03月07日 (木) | 編集 |


最近、少し暖かくなってきた。体温の調整は、本来は自身の体で工夫すれば良いのだが、エアコンの温度調節に頼るのが常。とりわけ、会社では衣装がおおよそ決められているので、薄着をしたり、羽織ることは難しい。


その他、腰が痛ければ、腰痛予防のクッションを敷いたり、力が無いからとパワースーツが開発されるなど、外部からの手当がほとんど。伝染病を恐れて予防接種を勧めることも、やはり外部からの手当。自身の身体から変える発想など微塵もない。


このような至れり尽くせりの社会では、安全である反面、人の動物としての特性を封じ込めてしまう。人は、他の動物と違って、汚いとか臭いとか、そんな自然の特徴を持っていないかのように。


で、古の武術では、人をいち動物として見ているから、動物との境界を明確にしない東洋思想が根底にある。それだけ、自然に寄り添った動きが追求できる。


一方、今人気のヨガやマインドフルネスは、東洋の神秘性を強調するが、人と動物を絶対的に隔てる西洋思想の存在を感じる。その方が、現代人には受け入れられ易いからでしょう。