古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2018年04月06日 (金) | 編集 |
時に「今日も何とか切り抜けた」と仕事を終えることがある。
難しい仕事には、いろいろな抜け道を作っておいた方が安全。ただ、そんなに複数は用意出来ない。いわゆる、何とか潜れそうな抜け穴はひとつぐらい。で、武術も抜け穴は必須。正面から大きな力を込めて行ったつもりでも、相手にそれほどの衝撃は伝わらない。それは予測された力だから、相手も相応に対応する。相手が思ったよりも強いような予測外し方には、力の抜け穴を確保することが重要。力は何重にも重なった方が良いものの、単純には力の入れ方向とは逆の方向に抜け穴を作って、そちらにも力を流しておくと良い。この力の方向は、いわゆる理論的、科学的なものとは縁の薄い、内観的な動き。脱力にも繋がるこの動きは、古の武術独特ではないかと考えている。