古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2017年05月31日 (水) | 編集 |

朝の食事を取りながら、NHKの朝ドラを見る。今、当たり前に椅子に座り、パンとコーヒーを食する。ドラマのような昭和当時は、パン食は珍しく、畳に座って食べた。

随分と変わってしまった。もう、正座すらぎこちない。古では当たり前過ぎた姿勢が、日常から消えた。

が、正座の姿勢、つまり、足の甲を畳に付ける起坐の動きが、現代人を相手した場合には、術理として有効な事が分かってきた。

立った姿勢から、急に正座の姿勢を取るようにする。ホントーに座ってしまうと怪我をするので、正座するようなつもりで身体内部を準備すると、大きな浮きが出来て、力が出る。

正座は、地面ではなく、上方にする方がよい。これは甲野さんの術理「足裏返し」のヒントになる動きと考えている。


動画は、体当たりを返す練習。甲野さんの最新の動きを真似たもので、槌辺りに急激な浮きを掛けて、腰の沈みと拮抗させる。下半身は宙に浮いた状態となり、上半身は四足動物の動きを真似る。四足動物の動きは、手が地面に着いてしまう感じになり、前屈みとなるが、ここで正座の姿勢を内観上で作ると、拮抗され、立った姿勢が維持される。

四足動物の動きが、正座の姿勢に昇華された形で、足裏返しの動きに近くなった。効果絶大なので、今後は、すべてこの術理で動くことになりそうだ。