古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会も開催中。
2017年04月09日 (日) | 編集 |


頭が混乱したり、フリーズすると、パソコンのようにリセットすれば良いのかもしれないが、そもそも平常の思考回路は正常なものなのか?


筆者は自身の思考回路に全く自信が無い。今まで訓練した事もなく、野放し状態。身体の運動はよく行っても、思考回路の訓練は誰も行わない。本を読んだり、記憶することとは意味が異なる。


人の思考回路は、脳内のアルゴリズム(働き)と考えると、武術に適したアルゴリズムが開発されるべきでしょう。


具体的にはどういうものか?


動きを瞬時に捉え、次の行動を促す。外部からの情報を捉えて、その変化を楽しむ。瞬間瞬間で変化は続くので、執着することなく、淀みなく流れを見つめる。


流れは全てにあり、止まることが無い、非常にクールなもの。ある意味、恐ろしい流れの中で、どう実践するのか?


先づは、呼吸を観察する。意識に影響を受けやすい呼吸の中で、無意識下の呼吸の変化を楽しむ。身体の膨らみや縮み、そして力の動きを見つめる。


やがて、この呼吸の動きを武術の力として実用出来ることに気が付くでしょう。


以上、思考のアルゴリズムを整えることが、術の閃きを促し、上達への近道になると考えている。分かり易い精神性を謳うものは多いが、より掘り下げた深い部分追及されるべきでしょう。それが技の上達になる。


武術は、スポーツや武道とは本質的に異なると痛感する。