古武術研究家 甲野さんの術を研究しています。稽古会開催中。
2017年04月01日 (土) | 編集 |

無意識は「快か不快か」を判断基準にする。不快があれば、快に向かうように動くと言う。

意識は、「 善悪」や「優劣」で判断する。「悪や劣」は、不快に感じる。不快に感じると「悪や劣」と判断する。意識はなかなか自浄作用が働かない。

こんな意識は、相対する相手には、一瞬で伝わる。つまり、相手が弱いと見ると優越感を感じ、それが相手に繋がると、相手は劣等感に浸り、不快に感じる。武道の練習はこんな繰り返しのように思う。そして、負けないと思う気持ちが、意識下のモチベーションになっている。

古武術の場合、術の本質を極めたいので、受けた相手の感覚を重視する。ここに優劣関係は存在しない。上達への相乗効果が期待出来るのだ。

甲野さんの古武術で技を受けると、武道に慣れた身体の人は、一様に不思議がる。優劣の感覚も乏しいので、あまりモチベーションの意識もわかない。

換言すれば、無意識下に掛ける術とも言える。だから、あまり不快な感情も起こさせない。知らず知らずに技に掛かってしまったような感じだ。

古武術をやる人が少ないのも、こんな意識、無意識の特性からかもしれない。