古武術研究家 甲野さんの術をお手本に武術の動きを研究しています。稽古会開催中。
2019年03月26日 (火) | 編集 |

直ぐに怒る人、涙もろい人、笑い上戸の人など、人の感情は様々。きっと動物も同じような感情を備えていると思うが、人特有の感情は何かと考えた時、神秘的な感情ではないか。

「我々が抱ける最も素晴らしい感情は、神秘的な感情である。ここに全ての芸術と全ての真の科学の根源が横たわっている。」とはアインシュタインの名言。

で、古の武術も、多くの気付きを得ながら、課題を克服しているが、そのヒントになるのは、全く違う分野の知識からひらめくもの。

とりわけ、絵画の不思議な神秘的な力に魅せられ、そのままその感情を活かして術理を発見する。

例えば、大きな課題が生まれた時、同じ土壌で解決しようとしても無理。全くの異分野から解決の糸口を見出すのがお薦め。

下の動画は、「お蚕さんを真似た力の入らない腹筋運動とそれを利用した突き」で、甲野さんは蠕動運動と称しているが、私的には床に可愛らしいお蚕さん(気持ち悪いと思う人はダメ)が這っているような動きをする。筋肉的な動くではなく、質の全く違う大きな力が出る。




2019年03月25日 (月) | 編集 |

NHKでシリーズで放送された「人間ってナンダ?超AI入門」が面白い。

人は動物ではあるという分類が一般的だが、AIの一部でもあるとする考え方には驚いた。確かに脳の一部の機能が驚異的に優れたAI側からすれば、そう見立てられても不思議ではない。これは、既に人を見下しているから恐ろしい。

そもそも人は自然の成分から全て出来上がっているが、今の社会は、それを意識させないよう、させないようとする方向に向いている。人の個性は、AIロボットと何ら変わらないような個性になってしまう。

で、古の武術では、自然そのものを感じようと身体を駆使するから、社会が求める方向性とは全くの逆。

だから、武術は将来消えて無くなるでしょう。でも、自然そのものの地球に住みながら、それから逸脱しようとする社会も、崩壊の危機に直面すると思う。

下の動画は、相手の力を吸収してそのまま返して崩す術。難しい術では無く、生身のカラダを駆使すればOK。筋トレで極端に硬くなった筋肉を使ったり、AIのような理論思考では論外となる術。




2019年03月24日 (日) | 編集 |


週末になると、今日はこうしてああしてと、計画を細かく練って漏れのないようにする。それがちょっと狂ったり突発的な用事が入ると、イライラして面白くない。


でも、なぜ苛立つのか?それは、脳が物事を単純に整理したいだけ。いわゆる脳化社会そのもの。


だから、武術も、繰り返しの練習だけでは、脳はただ単純で楽な動きに導いてしまう。よくよく考えてから動くべきで、練習回数の問題ではない。


意識上の動きは勿論の事、無意識の動きも全て事前にシミュレーションしておけば、実際に動く際には非常に効果的。


下の動画は、胸を押さえられても崩れない姿勢で、逆に相手を崩してしまう奇妙な術。下丹田を養成する屏風座が効く。ただ、かなり感覚で動いているので、正確な再現は出来ない。





2019年03月23日 (土) | 編集 |


天才物理学者のホーキング博士の遺作が出版され、話題になっている。


神の存在、AIの発展の警鐘、遺伝子操作による超人間の出現など、いろいろと恐ろしいことに言及されている。


また、「タイムマシンは出来ない。出来ていれば、未来から私に会いに来るはず」と、説得力のある例えがユニーク。


で、古の武術の時間軸の考え方は、過去や未来は不安を煽るから、この瞬間のみ生きること。瞑想や自己催眠で、ほんの一瞬を捉えて動く。


その他、身体に宿る生命エネルギーを、宇宙の負のエネルギーに例える。生まれては消え、消えては生まれる気のような内部エネルギーを、身体内で創造する。


下の動画は、片足立ちで胸を押されても崩れないか?というリクエストに即興で行ったもの。30年ほど前に甲野さんが提唱を始めた不安定を使いこなす術。ユラユラと身体を不安定にすれば簡単。



2019年03月22日 (金) | 編集 |


自分で考えればすぐに分かることを、他人任せにする。言葉の断片だけを捉えて、全体を見渡そうとする。統一的な考え方に拘り、それぞれの事情を無視するなど、いろいろな矛盾が社会では正しいとする。何だか、惑わされているようだ。


知らないこと程怖くて罪深いものはないと思うが、最近、新たに惑わされていた事に気付いた。それは、脳と筋肉の働きである。


「卒中に罹ると動きが不自由になる。だから、運動には、筋肉を鍛えるよりも、脳の働きをよくした方が早いのではないか」と言うことに。


例えば、フェルデンクライス訓練法のように、頭で動きを事前にシミュレーションした方が、動きがよくなって合理的。


で、古の武術では、いわゆる気のような内部エネルギーを放出して大きな力を得るには、頭でエネルギーが指先から出てると信じた方が良い。反対に、エネルギーを出ないとすると、何の力も無い。


気自体が矛盾の産物かもしれないが、有ると頭で考えたほうが、それなりに効果があるのは不思議なこと。このように、最近の術理は、生命エネルギーの神秘性を肌で感じられる。


下の動画は、杖の押し合いで、杖を周りと同化させるように脳に命じれば、容易に動く 。