古武術研究家 甲野さんの術をお手本に武術の動きを研究しています。稽古会開催中。
2021年12月09日 (木) | 編集 |

人は、何らかのストレスを抱えていると言われています。周囲を見渡しても、複雑極まりない歯車が噛み合って動いているかのように思えて仕方がありません。

そういう生活の中では、緊張感や恐怖心を和らげるものに魅かれます。複雑で頭を傾げるような難しいものよりも、単純な運動や言葉が重宝されます。

でも、頭で考えないことは、煽られ易く、騙され易いのです。私達の生活は、そんなトリックに囲まれて生きています。

例えば、武道の中でも、古武術の色合いを強く残した現代武道の合気道では、呼吸という単縦な言葉が繰り返し出てきます。

呼吸で大きな力が出る訳でもないのに、あたかも出るような感じで教えられるので、初心者は訳もわからず、闇雲に力強く息を吸ったり吐いたりします。それで良いと思い込んでしまう人もいます。

それでは、呼吸法はマスター出来ません。古の武術では、呼吸はどんな動きでも、重要なファクターと考えています。

先づは、呼吸の息遣いが、身体各部に届いているのか確認します。普通は腹や胸だけで完結しますが、それを身体各部に流します。

慣れてきたら、身体各部だけで呼吸しているかのように行います。身体がそれぞれ勝手に動き出すような感覚を磨きます。




2021年12月08日 (水) | 編集 |

人はどうして生きて、死ぬとはどう言うことなのでしょうか?

これは、多くの哲学者や宗教家の命題のひとつと言えます。難解な回答を望むのも良いですが、自らの祖先が、脈々と命を繋いできたのは事実です。

戦火、災害、疫病、飢餓など、人類史上様々な苦難を生き残ってくれたことで、今の自分があります。名も知られず亡くなっていった祖先の方々に、敬意を表すべきと思います。

また、未来を見つめた時、現代の情勢からして、子孫たちが安心して生きていけるのか、心配でなりません。

少なくとも、祖先に顔向けできるような生き方をすべきと思われますが、それが叶わないのが現実でもあります。

金儲けに明け暮れ、自分のことしか考えない大人ばかりのように思います。彼らを目標に生きている人も大勢います。

悪い生き方とは思いませんが、命よりも大事とは、限度を知らないように感じます。

古の武術では、相手に負けないように、命の駆け引きがあったと思います。その分、命の大切さを十分に理解されていたと思います。




2021年12月07日 (火) | 編集 |

師走となり、今年もあと数週間で終わってしまいます。今年を振り返った時、何か特別な行動を起こしたでしょうか?

コロナ、CO2対策など、世界の情勢は目まぐるしく変化したにも関わらず、自らは何も考えずに、ただやり過ごしただけの感があります。

これは自分だけではなく、国全体にそんな雰囲気が漂っていると思います。

古の武術では、予想が難しい相手の動きに即応しないと負けてしまいます。固定観念に囚われていると、何も対処出来ず、その場で固まってしまいます。

ここは、柔軟な発想や、無意識領域を使った予期せぬ動きで対峙することが重要です。

例えば、古では、鎖国政策の中、ほとんど平和で安泰な時を過ごしていました。こんな時は、犯罪や詐欺も少なかったようです。娯楽も充実して、貧しいながらも皆が協力して生活を支えていました。

一方、現代では、化かし合いや騙し合いは、日常的に行われています。目線を裏からに切り替えると、正しいと思っていたもの、常識すら疑わしくなります。

判断をするためにはどうすれば良いのでしょうか?

先づは、古の武術の無意識を使って、その感覚をつかんでいただきたいと思います。





2021年12月06日 (月) | 編集 |

日本人の体系は大きく変わってしまった。食生活の変化でしょうか?

ヨーロッパ人に近い感じだから、その分、力も強くなったはずですが、全体的には体操能力が落ちています。

その影響で、体力作りはしっかりと企業参入が進み、健康作りは一大産業と化しています。

テレビを見ても、社会全体がとても優雅で、平和な空気が流れているように思います。

古の日本人のDNAはどこへ行ってしまったのか?
古の武術を習得すればするほど、その思いに駆られます。

世には、辻褄があわない事で溢れています。矛盾だらけで、とてもおかしいと思います。現実に向き合い、よく思考しなければなりません。

古に例えれば、黒船が来航した当時、幕府は狼狽し、取る手立てが無かった事に似ています。来航の噂に目を背けたばっかりに、何も備えてこなかった幕府と同じです。

古の武術で、開眼いただきたいと願うばかりです。



2021年12月05日 (日) | 編集 |

大切な人を守るには、どうすれば良いでしょうか?

これは、いざという時に、我が身を捨てられるのかを問われているように感じます。それ相応の覚悟が必要となります。

ゲームの世界とは違いますし、理屈をこね回したり、批評めいた紙面でもありません。現実はとても厳しいのです。

歴史を振り返れば明白です。そこには、人の闘争が繰り返し行われています。弱者は、選択肢も与えられず強者に屈します。強い者には、煽られ、騙され、負けてしまいます。

今、戦乱を生き抜いた古の武士の佇まいをよく知るべきと思います。術の習得を極める中で、自ら考える力を養います。そして、見極めるのです。

自らを捨て、人を守る固い意志が無いと、強くはなれないのです。